LINE公式アカウント(旧LINE@)!押さえておくべき機能とメリット・デメリット

若い世代を中心に生活のインフラになっているLINE。その中でも企業や店舗で利用されているのがLINE公式アカウント(旧LINE@)というサービスです。LINEビジネスコネクトやビジネスアカウントとも呼ばれていました。企業のLINE公式アカウントは、クーポンやお知らせの配信にとどまらず、Q&Aや通販・ECの新規購買の窓口としても活用されており、年々アカウント数は増加傾向にあります。

そんなLINE公式アカウントを、これから活用しようと考えている方も多いと思います。

本記事では、これからLINE公式アカウントを使っていきたい方向けに、今後活用するためのLINE公式アカウントの便利な機能にメリット・デメリットを含めて紹介します。活用を検討している方は参考にしてみてください。

目次

LINE公式アカウント(旧LINE@)とは

LINE公式アカウントは、企業や店舗などが利用できるLINEアカウントで、近年地方自治体での活用も増加しています。一般的にキャンペーン情報などのお知らせや、クーポン、イベント告知の配信に活用されています。

この記事を読んでいるあなたも一度は企業の公式アカウントを友だち登録したことがあるのではないでしょうか。

実際に

LINE公式アカウントの使える機能

そんなLINE公式アカウントにはいくつもの機能が搭載されていますが、その中でも活用すると売上増加に繋がる機能を紹介します。

メッセージ配信

メッセージ配信とは、公式アカウント側から友だち全員に対して一斉配信できる機能です。

そのメッセージ配信の形式も種類が豊富にあり、1度に3つまでの形式を同時に配信することが出来ます。

・テキスト(1吹き出し500文字まで)
・スタンプ
・画像
・クーポン
・リッチメッセージ
・リッチビデオメッセージ
・動画
・ボイスメッセージ
・リサーチ
・カードタイプメッセージ

等を配信することが出来ます。様々な配信の種類を組み合わせたり、コピーライティングのノウハウがあるとより効果的です。

リッチメニュー

リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に表示されます。

参照元

画像のサイズは「2,500px ✕ 1,686px」「2,500px ✕ 843px」の2種類から選択することができ、それぞれの指定位置にURL等を設定することで、ユーザーが指定箇所をタップするとサイト遷移させたりすることが出来ます。

ボタン位置はいくつかのテンプレートから選択することが出来るため、その形に併せて画像を作成するとよいでしょう。画像を作成することが苦手な人は、Canvaというサービスだとおススメです。テンプレートも豊富でPCはもちろん、スマートフォンからも作成でき、画像やフォントが豊富なため誰でも簡単に画像を作ることが出来ます。

クーポン機能

LINEでは店舗がLINEを運用する上で便利な「クーポン機能」があります。新規来店、再来店を促すメリットがあり、友だち登録を促す切り口にもなります。

クーポンの使用期限はもちろん、配布期間も指定ができるため、期間が終了した後は自動的に使用不可となる点も店舗のオペレーションとして非常に便利です。

その他の機能

〇リサーチ

友だち登録しているユーザーに対してアンケートを配信する機能です。匿名のため、アンケート回答内容の比率などを元に、製品への反映・改善に役立てることができます。

〇ショップカード 

来店回数に応じてスタンプを付与し、特典を配布することが出来ます。従来の紙のポイントカードに代わりLINE上で管理・付与できることが特徴です。

飲食店ではポイントカードの配布を起点に友だち登録を促し、クーポンを活用して再来店を促す、などの運用がされている必須機能です。

現在紙で運用している場合、配布やスタンプの押印などのオペレーションコスト、印刷代などのコストの軽減につながります。

〇LINEコール 

LINE友だち登録済みのユーザーからLINE公式アカウント宛に無料で通話ができるサービスです。チャットだけでは伝わりづらい内容を電話で行うことで、綿密なコミュニケーションをとることができます。

営業時間に合わせて応答できない時間設定すれば、指定の時間帯にのみ対応可能です。

〇ステップ配信 

友だち登録を起点に、メッセージを自動で定期配信することが出来ます。

メールマガジンと同様の機能で、事前に設定したメッセージに沿って自動配信が行え、プッシュメッセージを都度設定する負担が軽減できます。また、定期的にメッセージを配信することで顧客離れを防ぐ効果もあり非常に便利です。

LINE公式アカウントのデメリット

〇友だち数を増やす必要がある

LINEアカウントを運用する際には友だち登録が欠かせません。しかしどの企業アカウントも最初は友だち数0から開始します。
友だち登録の誘導方法は下記が一般的です。
・店舗来店時にQRコードを案内する
・サイトに友だち追加のリンクを掲載する
・他SNSで宣伝する
・チラシにQRコードを掲載する
・LINE広告で獲得する

QRコードを案内するだけで簡単に友だち登録ができるので、お客様に欠かさずに案内することで友だち数の増加が見込めます。一方で、すぐに友だち数を増加させたい場合はSNSでの宣伝や、LINE広告を用いると一気に友だち数の増加が見込めます。

しかしどちらも専門知識が必要なコトですので、難しいと感じる方はプロに依頼する方が無難だと思います。

〇自動応答機能が不十分

LINEにはデフォルトで自動応答機能が備わっていますが、問い合わせ等の自動対応を想定する場合においては、機能が不十分かもしれません。

より充実した自動対応を希望する場合はチャットボットツールと連携することで、より充実した自動対応や、配信機能を活用出来ます。また、外部システムの拡張機能を活用するとより便利にLINEを活用することが出来ます。

LINEの拡張機能とは

拡張機能とは、システムの持っている機能を拡張する外部ツールを指します。

その中でも代表的な拡張機能を紹介します。

自動応答

先にご紹介したチャットボットが該当します。LINE公式アカウントの独自で特定キーワードにのみ自動応答することができる機能を搭載されていますが、拡張機能を使うとより多くのキーワードを設定することが出来ます。

また、自然言語処理AI(NLP)を搭載したチャットボットの場合、特定のキーワードに限らず、文章や類似言語を自動的に読み取り最適な回答ができます。

電話やメールでの問い合わせ、LINEでの問い合わせが多数寄せられる場合、自動応答を活用するとカスタマー対応業務が軽減し、本来行うべきお客様対応や新商品企画に時間をかけられるようになるため、非常に有効です。

セグメント配信

セグメントとは、集団やグループで区切ったまとまりのことを指します。配信とはLINE公式アカウントのもつメッセージ配信機能です。

セグメント配信は、事前に指定したグループに対してのみメッセージを配信することが出来ます。通常のLINE公式アカウントの機能のみだと、友だち登録しているユーザーに対して一斉送信しかできません。

例えば、アンケートで取得した性別・都道府県・年齢などの個人情報や、趣味・興味などの嗜好性などの情報でグループ分けをすることで、「必要なグループにのみお知らせをする」ということが可能になります。

LINE公式アカウントではメッセージ通数の上限があるため、都度一斉配信するとすぐに上限を超えてしまいますが、セグメント配信をすると1回ごとの配信通数を軽減できるため、必要な人にのみしっかりとメッセージを送ることができるようになります。

予約受付

美容室や飲食店、クリニックといった予約受付をLINEで簡単に取得することができます。

顧客側でLINEから来店日時や予約内容を選択し、予約受付が完了すると拡張機能の管理画面に通知されます。店舗側で予約をすると自動的に顧客側のLINEに通知されるため、無断キャンセルを防ぐことにも繋がります。

多くの企業は予約サイト経由で予約され、予約サイトのメール通知が行われますが、LINEはメールよりも開封率が3~5倍のため、より効果的に通知することができます。

モバイルオーダー

昨今のコロナ化で非対面接客が増えている中、注目を集めているのがモバイルオーダーです。

LINEで料理やドリンクなどの商品を選択すると、拡張機能側の管理画面にて、オーダーが通知される仕組みです。

メリットは、クーポン配信~オーダー~ポイントカードといった来店促進から注文、スタンプなどの一連の流れが完結できる点です。LINEに統合することができるため非常に便利です。

チャットボットとは

チャットボットは「チャット」+「ロボット」の造語で、自動で会話するロボットをそう呼んでいます。チャットボットの主な役割は、ユーザーから送られてきたチャットに対して自動的に返答することです。

近年AIを搭載したチャットボットも台頭しており開発企業も年々増えてきています。元々は価格帯が高額なため一部企業でしか導入されていませんでした、昨今多くの開発企業が参入してきた結果、1万円~/月額などのリーズナブルな価格で導入できるようになってきました。

また、LINEなどの既存ツールの拡張機能としても利用が可能なため、さらに活用する企業が増えてきています。

まとめ

LINEの機能について理解が深まったでしょうか?LINE公式アカウントは無料で利用が開始できるので、今ある機能を十分に理解して運用することで、店舗や企業の利益に繋げることが出来ます。

hachidoriはLINE公式パートナーのため運用のご支援が可能です。友だち数を増やすためのLINE広告の運用や、LINEと相性のいいチャットボットツールの提供を行っていますので、まずはお気軽にご相談下さい。

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