LINE通知メッセージの強みとは?10分でわかる機能・事例3選

最近LINEで友達でない公式アカウントから、メッセージの通知がきた経験はございませんか?驚かれる事が多いかと思いますが、これって実は「通知メッセージ」っていうLINEの機能となります。

現在LINEの月間利用人数は8,900万人1を超えており、LINEで通知を行うことは今後主流なやり方になっていくことは予想されます。
1LINE Business Guide_202107-12

今回は普段あまり耳にしない「通知メッセージ」の強み・事例・チャットボットとの活用方法などをご紹介します。

通知メッセージに関するお問い合わせはLINE technology partnerのhachidoriまで

目次

LINE通知メッセージとは?

「通知メッセージ」はLINE社が提供を行なっているサービスとなります。

仕組ですが、LINE通知メッセージは電話番号を基準にメッセージを送信している機能でして、企業側でユーザーの電話番号を取得できていればメッセージが送付が可能となります。

サービス開始時は、​​​​電力・ガス・航空・運輸などの企業6社限定でのサービス展開でしたが、現在は広告を除きユーザーにとって利便性の高い情報の配信であれば機能を使える様になっております。最近だと保険関係・EC関係など領域を拡大しており、今後は幅広い業種で展開されるのではないでしょうか。

通常LINE公式アカウント内でメッセージを送信する際は、ユーザーが公式アカウントの友達登録をしている必要があるのですが、通知メッセージは電話番号を基準にメッセージを配信できるので友達未登録ユーザーにもメッセージ送信が可能となります。

  • メルマガで情報を配信しているけど開封率が良くない
  • チラシなどで情報を送付していて、配送コストを見直したい

といったお悩みを抱えているご担当者様はこの機会で是非通知メッセージの検討をしてみてはいかがでしょうか。

ここから先に関しては、通知メッセージのメリットを企業側・ユーザー側の視点で説明させて頂きます。

LINE通知メッセージのメリット

利便性の高い通知メッセージですが、企業・ユーザー側のメリットは下記の通りとなります。

企業側のメリット

  • リーチが届いていなかったユーザーに対するアプローチ
  • 印刷、郵送コストの削減
  • リーチが届いていなかったユーザーに対するアプローチ

メルマガ・ショートメッセージでのアプローチですが、ユーザー側でメッセージを見落としがちというデメリットがあります。せっかくユーザーに向けて送付頂いた情報も見落とされてしまっては意味がなくなってしまい効果的なアプローチとは言えません。

「通知メッセージ」を利用いただくことによって、LINEのトーク画面に重要な情報を送付することができますのでユーザーの開封率は上がっていきます。

  • 印刷、郵送コストの削減

ハガキ・DMなどで情報の配信を行なっている場合は、印刷代・郵送代など色々と料金の負担が大きくなります。実際の開封率なども把握できなく、送付結果などを振り返るなどを行うことをできません。

「通知メッセージ」を利用いただくことによって、印刷代・郵送代のコスト削減を行え配信結果も確認頂ければターゲットリーチ数も把握することが可能となります。

LINE通知メッセージで利用可能な用途

利用可能な用途はLINE社のUXガイドラインで定めておりまして、全てのメッセージを送付できるということではございません。

商品・サービスを広告する内容でのメッセージは配信出来ない為、あくまでもユーザーにとって重要なメッセージを送付ができる形となります。

参考:LINE通知メッセージ UXガイドライン

ユーザー側のメリット

  • LINEで簡単に情報の確認ができる
  • 気に入った公式アカウントであれば定期的に情報の確認をアカウント内で行える
  • LINEで簡単に情報の確認ができる

月間利用ユーザーが8,900万人を超えるLINEですので、ユーザーが確認する確率は他のプラットフォームと比較して高くなります。LINEの公式アカウント内で情報の確認を行えますので、ユーザーは空いている時間で気軽に情報を見返すことも可能です。

  • 気に入った公式アカウントであれば定期的に情報の確認をアカウント内で行える

LINE公式アカウント内で情報の送付ができますので、流入をキッカケに企業様のファンになる可能性もございます。LINE公式アカウント内でキャンペーンなどを行えれば、継続的な利用も見込める形となります。

通知メッセージに関するお問い合わせはLINE technology partnerのhachidoriまで

通知メッセージの事例

ここでまでは通知メッセージの機能・メリットなどの説明でしたが、ここから先は実際の事例をご紹介させて頂きます。

ヤマト運輸株式会社(運送)

ヤマト運輸での通知メッセージの活用方法は、お届け日付などの情報を事前通知を通知メッセージで行っています。

荷物配送状況などは、通常HPなどでお問い合わせをする必要がありますがヤマト運輸のアカウントですとLINEの中で配送状況の確認・配達日の変更などを行うことができます。

通知メッセージにおいては、お届け予定日などをユーザーに対して重要性の高いメッセージを送付しております。

イメージ

一点だけ補足をすると、ユーザー側でLINEからくる通知を承認されない限り、通知メッセージの表示をさせることはできません。

HPを検索して、再配達を希望するという手間をLINE公式アカウントを使ってより利便性のあるサービスにした事例と言えるでしょう。

アイペット損害保険株式会社(保険)

アイペット損害保険での活用方法は保険契約更新の連絡を通知メッセージを使って、ユーザーに情報を送付しています。メール電話などで繋がらず継続されないという課題が、運用前はあったのですが通知メッセージ導入後に関しては保険継続不成立80%改善に成功しています。

チャットボットの機能も使われており、アカウント内で簡単な保険診断ができたり証券番号の確認などを行えます。

リテンションの観点からは通知メッセージを活用しており、新規顧客獲得という観点からはチャットボットを利用されているケースとなります。目的に応じた最適な対応を行うことにより、ユーザーに対して適切な情報を発信ができているのではないでしょうか。

オイシックス・ラ・大地株式会社(通販)

オイシックスでの活用方法は、大地を守る会の体験申込者に対する通知・注文更新期限の通知メッセージで行っています。LINE ID連携も活用しており、クイズなどを使いLINE ID連携の促進も行っています。ユーザーに対するリマインドという観点でお届け日の7日後/11日後にステップ配信の機能も使っています。

LINE ID連携は下記記事で詳細を説明させて頂いておりますので、お時間がございましたらこちらも確認ください。 LINEのID連携。誰でもわかる仕組み解説と3つの導入メリット。

新規顧客・既存顧客に対して通知メッセージを通じてアプローチをしていているのがオイシックの事例となります。

紹介したアイペット損害保険やオイシックスは、通知メッセージ+チャットボットを活用しており、重要な情報は通知メッセージ・顧客育成はチャットボット機能という形で用途に合ったアプローチをしております。

チャットボットと通知メッセージ

一般的なチャットボットのイメージは、FAQ用途でのご利用をイメージする方が多いと思いますが、実はマーケティング用途としても活用頂くことができます。

チャットボットの機能を使い、商品診断などを行うことが可能です。ユーザーが選択した項目に合わせた属性でセグメント配信も配信できます。

最近ですと、UCCのDrip Podというアカウントでコーヒー診断をされていたりエアウィーヴ のアカウントですと、店舗検索などで活用されておりしてましてユーザーの接客をLINE公式アカウント内で実現しております。

UCC

エアウィーブ

通知メッセージのメリットは、電話番号を基準にメッセージが送付できる事ですがメッセージ送付後のLINE公式アカウント内での顧客育成はチャットボットと組み合わせを行わないとユーザーに対する後追いが難しくなります。

せっかく通知メッセージを利用して、公式アカウントに流入できたのにその後のフォローができないとユーザーのブロック率・継続率は低くなってしまいます。

ユーザーの公式アカウントの継続率を高めたい・商品購入などを促進させたい場合は、是非チャットボットのご検討もされてみてはいかがでしょうか。

まとめ

ここまで通知メッセージの説明をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。通知メッセージの強みをこの記事をキッカケに理解いただけましたら幸いです。

通知メッセージは誰でもご利用頂けるという訳ではなく、法人向けLINE公式アカウントのオプション機能となります。利用したい場合ですが、LINE側の認定パートナー経由での申請が必要となります。送信内容の審査手続きも別途必要なため、手間がかかることがデメリットとなります。

しかしhachidori株式会社はLINEのtechnology partnerですので、通知メッセージの面倒な審査対応の代行も行えます。通知メッセージ専門のスタッフもおりますので、ノウハウを活かし運用を行うことも可能です。また、通知メッセージ・チャットボット両方でのご提案が可能ですので、興味がもしございましたら是非弊社までご相談ください。

通知メッセージ・チャットボットに関するお問い合わせはLINE technology partnerのhachidoriまで

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