LINE公式アカウント(LINE@)のリッチメニューを徹底解剖!実例と活用法とは?

LINE公式アカウントを利用してリッチメニューを利用していない企業はありますか?殆どの企業は欠かさず利用していると思います。

リッチメニューは視認性に優れており、LINE公式アカウントの利用率向上につながる重要な機能です。キャンペーンのお知らせや、Webサイト、各種SNSへの誘導にも活用できるため非常に便利です。

本記事ではリッチメニューの特徴と他社事例を交えた活用法について解説します。

目次

リッチメニューとは?

リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に表示されるメニューボタンを指します。画像をメニューボタン化でき、WebサイトのURLや事前に設定したキーワードの送信が出来ることが特徴です。

また、LINE公式アカウントがリッチになりユーザビリティ向上にもつながるため、活用している企業も増えてきています。テキストで送信するURLよりも視認性に優れているため、様々な導線を用意できる点がメリットです。

リッチメッセージとリッチメニューの違いとは?

リッチメニューと混同されることが多いリッチメッセージとは、メッセージとして画像や動画を送付できる機能で、テキストのみのメッセージよりも効果的にアプローチできます。

リッチメッセージ

引用:【公式】リッチメッセージの活用法|運用メリットや作成方法、導入事例

リッチメッセージもリッチメニュー同様、視認性に優れていますが、リッチメニューは常に画面下部に固定されているため、Webサイトのメニューバーのように活用できます。

リッチメニューの作り方

LINE公式アカウントでリッチメニューを設定するための手順を、効果的な使い方を交えながら解説していきます。

引用:LINE Official Acount Manager

リッチメニューを設定していくポイントとして全体像を理解する必要があり、大きく分けて下記の2つの設定を行います。

  • 表示設定
  • コンテンツ設定

それぞれ解説していきます。

表示設定

表示設定は、下記4項目で構成されており、ユーザーへの表示に影響のあるものとないものがあります。

  • タイトル・・・管理画面でのみ使用され、ユーザーには表示されないリッチメニューのタイトル。
  • 表示期間・・・リッチメニューをLINE公式アカウント上で表示させておく期間を指定出来ます。
  • メニューバーのテキスト・・・LINE公式アカウント上に表示されるメニューバーのテキストを指定できます。
  • メニューのデフォルト表示・・・常に表示しておくかそうでないかを指定できます。

タイトル

タイトルはユーザー側には見えないため、管理用の設定となります。

ただし、複数のリッチメニューをキャンペーンごとに作成する場合などは、後から誰が見てもわかるように設定しておくと、管理が楽になります。

表示期間

リッチメニューは複数登録することができ、期間設定は特に指定することはありません。

しかし期間限定キャンペーンなどを表示する場合に指定する必要があります。仮に「期間限定キャンペーンにのみ表示するリッチメニュー」を設定した場合、期間終了後に通常のリッチメニューに自動的に切り替わります。

メニューバーのテキスト

前の画像の赤枠の通り、メニューバーのテキストはLINEトーク画面の下部に表示されます。

メニューバーを閉じたいときや、文字入力させたいときの指示の役割や、リッチメニューにどのような情報が載っているのか指示する際にも活用できます。

弊社の場合デモアカウントを作成する際に、「⇐文字入力|メニュー」を多用しています。

メニューのデフォルト表示

デフォルト表示の選択は、トーク画面を開いたときにリッチメニューを表示しておくかどうかを指定する機能です。

活用方法によってどちらが良いかは分かれますが、特に希望がない場合は「表示する」を設定しておく方が無難です。

コンテンツ設定

コンテンツ設定は、リッチメニューの画像内の設定を行っていきます。

主な設定は下記の3つです。

  • テンプレート選択・・・ボタンの形式を選択できます。
  • 背景画像アップロード・・・画像を用意して反映します。
  • アクション・・・テンプレートの枠ごとのアクションを設定します。

テンプレート選択

テンプレート選択では、リッチメニューのボタン位置の形式を選択することが出来ます。

事前にLINE公式アカウント管理画面にテンプレートがあるため、好みの形式を選択してみましょう。

背景画像アップロード

事前に用意した画像をアップロードすることで、前に紹介したLINE公式アカウントのトーク画面のように、メニュー画像が表示されます。

注意点として、リッチメニューの画像サイズは指定サイズがあるため、事前にサイズを調整しておくとスムーズに設定できます。また、テンプレートに合わせて画像を作成することで、目的にあった活用ができます。

アクション

アクションとは、画像をタップしたときのどのようなアクションが発生するかを設定できます。

〇設定可能な内容

  • リンク(URL)
  • クーポン
  • テキスト
  • ショップカード

最低でも1か所以上は設定する必要があります。活用方法としては外部SNSの誘導や予約サイトへの誘導、クーポンの配信が無難な内容です。テンプレート通りの形式でしか登録ができないため自由度はありません。

しかし、外部システムのチャットボットツールを活用すると、アクション設定箇所を自由に設定できることもあります。

チャットボットを詳しく知りたい方はこちら

リッチメニューを利用するメリット

リッチメニューを活用することで大きく4つのメリットがあります。

  • ファーストビューで目を引きやすい
  • メニューボタンが固定されクリック率が高
  • 複数の導線が作れる
  • 更新や設定は通知されない

デザイン性が高ければ高いほどファーストビューで目を引きやすく、クリック率も上昇します。また、SNSやWebサイトへの遷移を促す導線を複数作ることが出来るため、特にアピールしたいポイントをまとめて、リッチメニューに反映させるとよいでしょう。

リッチメニューデザイン作成のポイント

リッチメニューはクリエイティブに力を入れると効果が上がりやすくなります。
実際に作成するときのポイントを事例を交えて3つ紹介します。

ボタンのようなイメージを作成する

ボタンのようなデザインを作成するとクリック率の向上が期待できます。

また、下の画像のように「抽選」や「キャンペーン」を組み合わせるとさらにユーザーとの接点が増え、より効果的です。

引用:コカ・コーラLINE公式アカウント

ユーザーに訴求したい内容を設定する

ボタンなどのデザインのみならず、訴求内容やコンテンツも大切です。

それぞれの組み込むコンテンツを厳選してキャンペーンを実施することで、新規のユーザーや既存顧客の再来店などを促進する効果が期待できます。

引用:ドミノ・ピザLINE公式アカウント

デザインのプロに委託する

画像作成はクリエイティブの細部にこだわることも重要です。外部のデザイン企業に委託することで、高クオリティなデザインを作成し、効果的なリッチメニューを作成することをおススメします。

しかし、デザイン委託にお金が掛けられない、かといって画像作成に自信がないという方も中にはいると思います。
そんな方にはCanvaというサービスがおすすめです。

Canvaにはリッチメニューデザイン用のテンプレートが豊富にそろっており、素人でも簡単に画像が作成できます。実際に弊社のスタッフが作ったリッチメニューもCanvaで簡単に作成できました。ぜひ活用してみてください。

リッチメニューをより活用するに?

外部のシステムを繋ぐと、リッチメニューの活用の幅が広がります。
具体的な活用内容を3つ紹介します。

1.アクション設定が自由

一部のシステムでは、リッチメニューのボタン位置を自由に設定することができ、LINEのテンプレートにはないボタンが作成できます。

タウンワークのLINE公式アカウントは、リッチメニューをコアに活用しているためとても参考になるかと思います。

引用:タウンワークLINE公式アカウント

属性ごとにリッチメニューの表示内容を変える

LINE公式アカウントでアンケートを取り、その回答結果に応じて表示内容を変えることが出来ます。例としてアパレルブランドなどで、レディース向けとメンズ向けで表示内容を変えるということも可能です。

ただしアンケートやユーザー別の属性取得の機能はチャットボットツールなどでしか活用ができない機能です。

動的リッチメニュー

さいごに、動的リッチメニューという聞きなれない仕組みです。リッチメニューのアクションを選択すると自動的にリッチメニューが切り替わる、という活用方法です。

ボタン位置を自由に設定ができ、アクション設定の幅が広い外部ツールだからこそ実現ができる特別な機能になります。

アイペットはペット向けの保険を提供している企業ですが、契約前後のお客様の用途ごとにリッチメニューの出し分けをしています。問い合わせ対応等が多い業界や、ニーズごとに訴求を分けたPRをしたい企業では、動的リッチメニューが非常に便利に活用できるのではないでしょうか。

引用:アイペットLINE公式アカウント

リッチメニューの拡張機能「hachidori」とは?

hachidori株式会社が提供する「hachidori plus」では自動応答を主としたチャットボットの機能に加え、これまで紹介したリッチメニューの機能が活用できます。LINE公式アカウントにはない機能が充実している拡張機能を使用し、LINEを活用したマーケティングの施策を強化できます。

どんなことができるの?

アンケートを配信し、ユーザーの回答結果をもとにセグメント配信や、リッチメニューの切り替えが可能です。 

性別、居住地、会員登録状況、ニーズなどの回答結果をもとに、グループ分けした配信設定や、リッチメニューの切り替えをすることで、より効果的なマーケティングができます。

まとめ

リッチメニューを活用することでLINE公式アカウント(旧LINE@)の効果を最大化でき、外部システムの拡張機能を合わせて活用することで、更なる効果が期待できます。

hachidori株式会社でもリッチメニューの拡張や、チャットボットの利用相談、LINEの運用相談を受け付けているので、少しでも気になる方はhachidoriまでお気軽にお問い合わせください。

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